品川・御殿山情報

2018.03/06

船清:
TOKYOを再発見する粋な屋形船

レインボーブリッジのもとに集う屋形船。

古くは平安時代の貴族による“船遊び”に始まり、戦国大名たちが船上で歌会や茶会を楽しみ、江戸時代には大名や豪商による花見や月見、花火鑑賞に使われ、やがて庶民にも親しまれるようになった屋形船。その昔ながらの風情を堪能できるのが「船清」です。

船から見る隅田川花火大会は格別です。

江戸時代に多くの渡し舟で賑わった隅田川と同様、東海道五十三次の第一宿であり、海に面した港町である品川宿付近にも、かつてはたくさんの屋形船が行き交っていました。屋形船に揺られながら、桜を見たり月を眺めたりする様子は、当時の浮世絵にも数多く描かれています。

建物の入り口は料亭のような雰囲気。

そして、時代の流れとともに大きく様変わりした品川ではありますが、実は、いまでも屋形船で情緒ある船遊びを楽しむことができるのです。そのひとつが「船清」。昔から船稼業を続ける老舗です。

立食パーティも可能なクルーザータイプも。

所有している船は掘りごたつ式座席タイプや椅子席タイプの屋形船のほか、立食パーティも可能なクルーザー、運河クルーズが楽しめる屋根のない平舟などがあり、シチュエーションに合わせて選べます。

お酒も料理も進んで、船内は大盛り上がり。

20名以上の貸し切りか、2名からの乗り合いか、どちらかで乗船できますが、いずれも事前の予約が必要。少人数で気軽に利用できる乗り合いもいいのですが、ここはぜひ、お祝いの席や歓送迎会などのちょっとしたパーティに貸し切ることをおすすめします。屋形船での楽しいひとときに、きっと、いままでになかったような一体感が生まれるはずです。

屋形船はてんぷらや刺身を中心とした和食コース。

さらに、料理にも注目。てんぷらや刺身の舟盛りが中心の日本料理のコースは、築地から毎朝仕入れる新鮮な食材を使用し、てんぷらは船内で揚げているので熱々がいただけます。しかも、季節ごとにメニューが変わるので、訪れるたびに旬の食材が味わえるのです。

屋形船の出発時には女将さんがお見送りを。

「お客様との出会いは一期一会。屋形船での時間が良い思い出になったとおっしゃっていただけるのが何よりうれしいです。そのためには船や景色はもちろんのこと、料理も人も大切。お客様と言葉を交わして心を通わせて、笑顔で接客させていただくことで、思い出になる宴会をつくっていきたいと思います」と女将の伊東陽子さん。

Wear a yukata to your summer pleasure boat ride for an even more enjoyable atmosphere.

進化し続ける街・品川、そして東京には、昼には昼の、夜には夜の、それぞれの美しい姿があります。それを発見しに、屋形船クルーズに出かけてみませんか? 貸し切りであれば一ヶ月以上前に予約することが必須、夏場や週末は予約が集中するのでお早めに。

船着場の待合にも趣があります。

船着場の待合にも趣があります。

次回の花見は屋形船でいかがでしょう。

次回の花見は屋形船でいかがでしょう。

名称
屋形船・クルーザー 船清
住所
東京都品川区北品川1-16-8
TEL
03-5479-2731
営業時間
10:00〜19:00
URL
http://www.funasei.com